「おはようございます」
「ひゃいっ」
僕は、隣から声をかけられて背筋を伸ばす。
「あ⋯驚かせてしまいましたか」
声の主は、隣の席の如月さんだった。
「き、如月さん、おはよう⋯」
「おはようございます、陰さん」
「はい⋯」
僕は軽く会釈して、如月さんの隣りに座る。
「⋯」
沈黙が続く。
あーあ、こういうときに千草が出てきてくれればありがたいんだけどねえ。
そんな都合が良くないのが、気分屋の千草なんですわ。
「あ、あの、如月さん」
「はい、なんでしょう」
「⋯いや、なんもないです」
僕は、何だか気まずくなって、後ろにいる莉風に話しかけた。
莉風は僕が芸能人だということを知っている。
「ねえ、莉風」
「どうしたの、紫鶴?」
莉風は優しい眼差しで僕を見る。
「それがさあ、ねえ、誰にも言わないでよ?」
「言わなーい」
僕は莉風に、十六夜さんが好きなことを打ち明けた。
でも、莉風は驚きはしなかった。それよか、前から知っていたようだった。
「ええ、そうだったんだ。どおりでいつも十六夜さんの前では挙動不審だと思ってたよー」
「いいいい、知ってたの!?」
う、嘘だろ?
「知っていたというか⋯雰囲気で感知した」
「莉風は僕の心が読めたの?」
僕が言うと、莉風は笑った。
「あははは、読めるんじゃなくて、紫鶴が雰囲気出しまくってたんじゃーん」
僕と一緒でゆるゆるの莉風は、優しく笑った。
「えー⋯」
多分今、学校で、一番話してるのは莉風だと思う。
「というか、千草が高一の合宿のとき、恋バナしてて言ってたし」
「⋯は?」
「ひゃいっ」
僕は、隣から声をかけられて背筋を伸ばす。
「あ⋯驚かせてしまいましたか」
声の主は、隣の席の如月さんだった。
「き、如月さん、おはよう⋯」
「おはようございます、陰さん」
「はい⋯」
僕は軽く会釈して、如月さんの隣りに座る。
「⋯」
沈黙が続く。
あーあ、こういうときに千草が出てきてくれればありがたいんだけどねえ。
そんな都合が良くないのが、気分屋の千草なんですわ。
「あ、あの、如月さん」
「はい、なんでしょう」
「⋯いや、なんもないです」
僕は、何だか気まずくなって、後ろにいる莉風に話しかけた。
莉風は僕が芸能人だということを知っている。
「ねえ、莉風」
「どうしたの、紫鶴?」
莉風は優しい眼差しで僕を見る。
「それがさあ、ねえ、誰にも言わないでよ?」
「言わなーい」
僕は莉風に、十六夜さんが好きなことを打ち明けた。
でも、莉風は驚きはしなかった。それよか、前から知っていたようだった。
「ええ、そうだったんだ。どおりでいつも十六夜さんの前では挙動不審だと思ってたよー」
「いいいい、知ってたの!?」
う、嘘だろ?
「知っていたというか⋯雰囲気で感知した」
「莉風は僕の心が読めたの?」
僕が言うと、莉風は笑った。
「あははは、読めるんじゃなくて、紫鶴が雰囲気出しまくってたんじゃーん」
僕と一緒でゆるゆるの莉風は、優しく笑った。
「えー⋯」
多分今、学校で、一番話してるのは莉風だと思う。
「というか、千草が高一の合宿のとき、恋バナしてて言ってたし」
「⋯は?」


