キスするくせに、彼氏じゃない。

「別にいい」

 

気にした様子もなく、彼はバス停へ歩き出した。

 

追いかけるべきか迷っていると、数歩先で足が止まる。

 

「同じ学校だろ」

「……そうだけど」

「バス、来る」

 

道路の向こうから、学校の近くを通るバスが見えた。

私は小走りで彼に並んだ。