何でもないことを言ったつもりだったのに、目が合うと急に落ち着かなくなる。
私は筆箱を開けた。
「洗った?」
「うん」
「なら、いいけど」
先生が入ってきて、教室が静かになった。
私は前を向いた。
隣では、瀬川くんが手首を裏返し、もう一度傷を見ていた。
*
私は筆箱を開けた。
「洗った?」
「うん」
「なら、いいけど」
先生が入ってきて、教室が静かになった。
私は前を向いた。
隣では、瀬川くんが手首を裏返し、もう一度傷を見ていた。
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