キスするくせに、彼氏じゃない。

「入った?」

 

聞かれて、うなずく。

 

「うん」

 

彼も画面を確かめていた。

 

私の名前が、そこにある。

そう思うと、スマートフォンをしまう動作までぎこちなくなった。

 

*