男子恐怖症の私が付き合うなんて、ほど遠すぎます!


1日目 寝ようね
2日目 寝てる?
3日目 寝た?
って……。
「書いたよ。だって、長閑さん寝てないでしょ?」
「そういう先生こそ……。寝てない、ですよね?クマできてますよ?」
「いや、俺昨日5時間寝たから。そっちこそ何時間寝たの?」
「意外と寝てますねっ……」
「そうだよ。ってゆうか本当に何時間寝たの?」
「んぐっ……。私はちゃんと3時間寝ましたよ?」
「いや、それちゃんとって言わないんだって。生徒が教員より睡眠時間少ないなんてダメだって」
「いや、私は大丈夫です!ギネスが11日と12分なので、それくらいは……!」
「長閑さんにギネス教えなけりゃよかった……」
多分、私は、先生と1対1で話しているときが、一番話しやすい。
先生と話しているとホッとする。
「って……。本当に大丈夫なの?倒れないか心配なんだけど……」
「くっ……。先週の金曜日に倒れたから大丈夫です」
「ダメじゃん。先週の金曜日って……合唱コンの日?」
「あ、そうです。終わったあと、30分あっちで迷って、団地の階段でクラッときちゃって……」
「本当に大丈夫じゃないじゃん……。あの日、フラフラしてたもんね。功労者だけど、やりすぎじゃん……」
こんな、なんとでもないやりとりが、うれしく感じる。
クラスメイト達とは出来ない、この会話が。
めっちゃ、とても、なんと表現をすればいいのか、というくらいにかけがえのないものなんだ。
先生は、気遣いがすごい。
だから、そんなところにも胸が温かくなるんだ。