男子恐怖症の私が付き合うなんて、ほど遠すぎます!

どれくら時間がたっただろうか。
「どう……?落ち着いた……?」
先生の身体が離れて、真っ黒だった視界に色が入った。
目が腫れるほど泣いていた。
人前で泣くなんて、初めてだ。
「ごめんなさいっ……急に泣いたりして」
「いや、大丈夫だよ?」
「ありがとうございます……」
「話、聞く?吐き出したほうが、楽になることもあるよ」
っ……。
今まで、そんなこと言われたことなかった。
でも、言ってみたい、と思ってしまった。
「話、聞いてもらえますか?結構、重いんですけど……」
私の話は重い。
相手が、反応に困っちゃう。
けど、私が多分そろそろ限界なのだろう。
吐き出して楽になりたかった。
「もちろん。俺、軽いし」
いや、それ自分で言うのか……。
緊張していた身体がほぐれた。
思わず笑ってしまう。
そういえば、男の人の前で、笑えたこと、ないかも。
なんか、先生は私にたくさんの初めてをくれて、うれしい。