「佐々木は?」
高木くんに聞かれ、顔を上げる。
「え?」
「次、入ると思う?」
私は考えた。
うまく話せるかどうか。
何を頼めばいいのか。
店の人は、あの手紙をどう受け取ったのか。
わからないことが、たくさんある。
「……一回、店の前を通り過ぎそう」
言うと、高木くんが笑った。
「わかる」
「で、一周して戻ってくる」
「それ、俺も思った」
今度は私も笑った。
同じ意見になったことより、その一周を二人とも想像したことがおかしかった。
本の中には、そんな場面はない。
なのに、見たものを確かめ合ったような気がした。
高木くんに聞かれ、顔を上げる。
「え?」
「次、入ると思う?」
私は考えた。
うまく話せるかどうか。
何を頼めばいいのか。
店の人は、あの手紙をどう受け取ったのか。
わからないことが、たくさんある。
「……一回、店の前を通り過ぎそう」
言うと、高木くんが笑った。
「わかる」
「で、一周して戻ってくる」
「それ、俺も思った」
今度は私も笑った。
同じ意見になったことより、その一周を二人とも想像したことがおかしかった。
本の中には、そんな場面はない。
なのに、見たものを確かめ合ったような気がした。

