きみが窓を見なくなるまで

次の日の昼休み、私はみなみに話した。

隼人くんと、付き合うことになった。

そう言うと、彼女はパンの袋を開ける手を止めた。

「……高木?」

私は頷いた。

みなみは私を見て、それから教室の後ろを見た。

もう一度、私へ戻る。

「そっか」

声が、少し弾んでいた。

彼女は机へ身を寄せる。

「よかったね、妃菜」

私は頷いた。

「うん」

目が熱くなりそうで、少し笑った。

みなみも笑っていた。

「話してくれて、うれしい」

私は、今度は迷わず返した。

「聞いてほしかった」