私は指先へ少し力を入れた。
握り返す。
隼人くんの目が、わずかに動いた。
そのあと、前を向く。
耳が、また赤くなっていた。
「……隼人くん」
「うん」
「赤い」
言ってから、言わないほうがよかったかもしれないと思った。
彼がこちらを見る。
一度だけ、目を細めた。
「妃菜も」
私は空いている手で頬に触れた。
熱かった。
彼が小さく笑う。
つないだ手に、少しだけ力がこもった。
私はもう、何も言えなくなった。
握り返す。
隼人くんの目が、わずかに動いた。
そのあと、前を向く。
耳が、また赤くなっていた。
「……隼人くん」
「うん」
「赤い」
言ってから、言わないほうがよかったかもしれないと思った。
彼がこちらを見る。
一度だけ、目を細めた。
「妃菜も」
私は空いている手で頬に触れた。
熱かった。
彼が小さく笑う。
つないだ手に、少しだけ力がこもった。
私はもう、何も言えなくなった。

