きみが窓を見なくなるまで

「だから」

言いかけて、隼人くんが止まる。

私はその先を待てずに、口を開いた。

「みなみ、いい子だよね」

隼人くんの眉が動いた。

「……遠藤?」

「うん」

私は膝の上で、片方の手をもう片方で握った。

笑って話したかった。

みなみのことを、好きだと言えるように。

「一緒にいて楽しいし。ちゃんと、人の話も聞いてくれるし」

言葉が少し速くなる。

「私も、もっと仲良くなりたいって、ずっと思ってて」

隼人くんが、机の上へ手を置いた。

「待って」

強い声ではなかった。

でも、私はそこで止まった。