みなみは、最後の一本について話した。
返せると思ったこと。
少しだけ判断が遅れたこと。
私は、途中で言葉を挟まずに聞いた。
何を言ってもらえば楽になるのか、自分が泣いた日にもわからなかった。
ただ、最後まで聞いてもらえたことは覚えている。
「……って感じ」
みなみが息を吐いた。
私は頷いた。
「悔しいね」
「うん。すごい悔しい」
彼女は言い切ってから、少しだけ笑った。
「聞いてもらったら、また腹立ってきた」
「それ、大丈夫?」
「大丈夫。練習する」
その声は、いつものみなみだった。
私は少し安心して笑った。
彼女の話を聞けることが、うれしかった。
返せると思ったこと。
少しだけ判断が遅れたこと。
私は、途中で言葉を挟まずに聞いた。
何を言ってもらえば楽になるのか、自分が泣いた日にもわからなかった。
ただ、最後まで聞いてもらえたことは覚えている。
「……って感じ」
みなみが息を吐いた。
私は頷いた。
「悔しいね」
「うん。すごい悔しい」
彼女は言い切ってから、少しだけ笑った。
「聞いてもらったら、また腹立ってきた」
「それ、大丈夫?」
「大丈夫。練習する」
その声は、いつものみなみだった。
私は少し安心して笑った。
彼女の話を聞けることが、うれしかった。

