きみが窓を見なくなるまで

その夜、ノートを開いた。

日付を書いてから、しばらくペンを止める。

何を書けばいいか迷うのは、いつもと同じだった。

でも今日は、自分にあったことを、小さすぎるとは思わなかった。

みなみに話した。

泣いた。

その二行を書く。

少し迷って、続きを書いた。

明日も、一緒にお昼を食べる。

私はその文を見つめた。

泣いたあとにも、明日の約束があった。

自分から頼んで。

いいよと、返してもらった。

中学の頃の自分に、見せたくなった。

上手く話せなくても、話したいと思っていいらしい。

私はペンを置き、目元を指で軽く押さえた。