きみが窓を見なくなるまで

家に帰ってから、スマホを見た。

みなみからメッセージが来ていた。

今日、寒いからちゃんとあったかくしてね。

そのあとに、丸まった猫のスタンプ。

私は画面を見つめた。

相談したことについて、返事を求める言葉はなかった。

大丈夫、と答えなくてもいい。

私は少し考え、文字を打った。

今日はありがとう。
部活、遅くなっちゃってごめんね。

送ってから、もう一文足した。

明日、お昼一緒に食べたい。

すぐに既読がつく。

もちろん、と返ってきた。

私はスマホを両手で持ったまま、小さく笑った。