「会えると、うれしいの」
みなみは頷いた。
「うん」
「そのときは、ほんとにうれしくて。何を話したか、帰ってからも思い出して」
私は指先で、ティッシュの端を折った。
「でも、あとから考えると、全部、違うのかもしれないって」
ブレザー。
名前。
近くで聞いた声。
大切にしていたものを、自分で疑うのがつらかった。
「私だけ、違うふうに受け取ってたら……」
言葉が途切れる。
みなみが、少しだけ体をこちらへ向けた。
「その人に、好きな子がいるって」
彼女はそこで一度区切った。
「その人が、言ったの?」
私は指を止めた。
みなみは頷いた。
「うん」
「そのときは、ほんとにうれしくて。何を話したか、帰ってからも思い出して」
私は指先で、ティッシュの端を折った。
「でも、あとから考えると、全部、違うのかもしれないって」
ブレザー。
名前。
近くで聞いた声。
大切にしていたものを、自分で疑うのがつらかった。
「私だけ、違うふうに受け取ってたら……」
言葉が途切れる。
みなみが、少しだけ体をこちらへ向けた。
「その人に、好きな子がいるって」
彼女はそこで一度区切った。
「その人が、言ったの?」
私は指を止めた。

