きみが窓を見なくなるまで

口にした途端、顔が熱くなった。

みなみは、ほんの少し目を開いた。

でも、すぐに名前を聞いたりはしなかった。

「……うん」

その声を聞いて、私は続きを探した。

「最初は、そういうのじゃなくて」

みなみが頷く。

「話してみたら、思ってたのと少し違って」

「どんなふうに?」

私は考えた。

教室で見ると、遠い人だった。

自分の意見を言えて、周りに人がいて。

一人でいても、そのままでいられる人。

「私が上手く話せなくても、待ってくれる」

言ってから、喉の奥が少し苦しくなった。

「あと、変なこと言っても……笑ってくれる」