きみが窓を見なくなるまで

机へ座り、ノートを開いた。

この前書いた言葉がある。

明日、ちゃんと顔を見て話したい。

その下へ、新しい日付を書いた。

名前で呼ばれた。

私も、呼んだ。

二つ並べてから、しばらく見つめる。

隼人くん。

書くほうが、口にするより簡単だった。

私は続けて、部活に少しずつ戻れると書いた。

よかった。

そう思ったことも書いた。

その次の行は、なかなか埋まらなかった。

図書室へ、来なくなるのだろうか。

書いてしまうと、聞けなかった言葉が目の前へ残る。

私は消さずに、そのままにした。