高木くんは、すぐには返事をしなかった。
私の言葉を確かめるように、こちらを見ている。
「試合?」
「うん。復帰したら」
言いながら、急に先の話をしてしまった気がした。
いつ戻れるかも知らない。
試合がどこであるかも知らない。
「みなみとかも、行くなら」
慌てて付け足した。
高木くんが一度、視線を下げる。
手に取っていた本の角を、指で押さえた。
「……うん」
声は静かだった。
それから、もう一度私を見る。
「戻ったら、言う」
私は頷いた。
「うん」
今度は、約束だと思った。
私の言葉を確かめるように、こちらを見ている。
「試合?」
「うん。復帰したら」
言いながら、急に先の話をしてしまった気がした。
いつ戻れるかも知らない。
試合がどこであるかも知らない。
「みなみとかも、行くなら」
慌てて付け足した。
高木くんが一度、視線を下げる。
手に取っていた本の角を、指で押さえた。
「……うん」
声は静かだった。
それから、もう一度私を見る。
「戻ったら、言う」
私は頷いた。
「うん」
今度は、約束だと思った。

