みなみのところへ戻ると、彼女が私の顔を見た。
「何教わった?」
「膝」
「そこ、大事」
「うん。忘れてた」
みなみはボールを受け取り、少し離れた。
「じゃ、もう一回」
投げられたボールを見る。
手を重ねる。
腕を伸ばす。
膝を曲げる。
今度は、伸ばす。
腕に当たったボールが、前へ上がった。
みなみが一歩も動かずに受け止める。
「今の!」
声が明るくなる。
私は自分の腕を見た。
できた。
本当に一回だけだったけれど、できたことはわかった。
思わず、みなみと笑い合った。
「何教わった?」
「膝」
「そこ、大事」
「うん。忘れてた」
みなみはボールを受け取り、少し離れた。
「じゃ、もう一回」
投げられたボールを見る。
手を重ねる。
腕を伸ばす。
膝を曲げる。
今度は、伸ばす。
腕に当たったボールが、前へ上がった。
みなみが一歩も動かずに受け止める。
「今の!」
声が明るくなる。
私は自分の腕を見た。
できた。
本当に一回だけだったけれど、できたことはわかった。
思わず、みなみと笑い合った。

