ボールを受け取ろうとすると、高木くんが言った。
「さっきの、腕だけで上げようとしてた?」
私は自分の腕を見る。
「……たぶん」
「足、止まってたから」
責める言い方ではなかった。
見えたことを、そのまま教えてくれる声だった。
「腕、固めたまま膝伸ばすといいと思う」
私は少し膝を曲げた。
さっき、みなみにも言われたことだ。
「上げなきゃって思うと、忘れる」
「わかる」
高木くんは頷いた。
「一個ずつでいいんじゃない」
ボールを両手で持ち直す。
私は小さく頷いた。
「……やってみる」
彼は少しだけ笑った。
「うん」
「さっきの、腕だけで上げようとしてた?」
私は自分の腕を見る。
「……たぶん」
「足、止まってたから」
責める言い方ではなかった。
見えたことを、そのまま教えてくれる声だった。
「腕、固めたまま膝伸ばすといいと思う」
私は少し膝を曲げた。
さっき、みなみにも言われたことだ。
「上げなきゃって思うと、忘れる」
「わかる」
高木くんは頷いた。
「一個ずつでいいんじゃない」
ボールを両手で持ち直す。
私は小さく頷いた。
「……やってみる」
彼は少しだけ笑った。
「うん」

