2nd──ベルガーの鎧は、なんというか豪華だった。
金属の鎧だというのに、黒い羽の飾りがたくさんついているのだ。
その羽を散らしながら、金の鎧と打ち合う。
しかも、2体相手に、だ。
細い細い、まるで針のような剣が閃いた。
『……切れ』
その戦いに、真理がさっきのようにすぐに飛び込むかと思ったら。
一度動きを止め、彼はそう言うのだ。
言葉ではなく、早紀に直接伝える感覚で。
え?
切れって…何を?
自分に言われているのは分かるが、すぐに反応できない。
二人の感覚のせいで、冷静な判断力などいまの彼女にはないのだ。
『ステルスを…切れ』
もう一度。
今度は、省略なしで言われた。
ステルス──この、存在を感じさせなくなる能力のことだろうか。
鎧の存在を、周囲に分かるようにしろ、ということのようだ。
ベルガーへの気遣いなのか、はたまた正々堂々と勝負をしたいのか。
どんな考えからの言葉かは分からないが、いまの真理にはいらないようだ。
だが、更に分からないことがあった。
どうやればこの能力を外せるのか──
いつも、無意識でばかりやっているのだから。
『叫べ…』
真理が、ぼそりと呟いた。
『怒鳴れ…』
少し、音量が上がった。
一瞬の間。
『わめきちらせ!』
早紀の全身に反響するような、大きな音になる。
興奮状態だった彼女は、それに飛び跳ねるほどびっくりした。
反射的に。
『あsdrふじこ!!!』
意味不明の、大声を上げてしまう。
あわっ、なんか、へんな、声、出た。
早紀は、口を押さえようとしたが、鎧の右手をわずかに動かしただけでとどめられる。
『ああ…つながったか』
少しうるさそうに、しかし、納得したように──真理は呟いたのだった。
金属の鎧だというのに、黒い羽の飾りがたくさんついているのだ。
その羽を散らしながら、金の鎧と打ち合う。
しかも、2体相手に、だ。
細い細い、まるで針のような剣が閃いた。
『……切れ』
その戦いに、真理がさっきのようにすぐに飛び込むかと思ったら。
一度動きを止め、彼はそう言うのだ。
言葉ではなく、早紀に直接伝える感覚で。
え?
切れって…何を?
自分に言われているのは分かるが、すぐに反応できない。
二人の感覚のせいで、冷静な判断力などいまの彼女にはないのだ。
『ステルスを…切れ』
もう一度。
今度は、省略なしで言われた。
ステルス──この、存在を感じさせなくなる能力のことだろうか。
鎧の存在を、周囲に分かるようにしろ、ということのようだ。
ベルガーへの気遣いなのか、はたまた正々堂々と勝負をしたいのか。
どんな考えからの言葉かは分からないが、いまの真理にはいらないようだ。
だが、更に分からないことがあった。
どうやればこの能力を外せるのか──
いつも、無意識でばかりやっているのだから。
『叫べ…』
真理が、ぼそりと呟いた。
『怒鳴れ…』
少し、音量が上がった。
一瞬の間。
『わめきちらせ!』
早紀の全身に反響するような、大きな音になる。
興奮状態だった彼女は、それに飛び跳ねるほどびっくりした。
反射的に。
『あsdrふじこ!!!』
意味不明の、大声を上げてしまう。
あわっ、なんか、へんな、声、出た。
早紀は、口を押さえようとしたが、鎧の右手をわずかに動かしただけでとどめられる。
『ああ…つながったか』
少しうるさそうに、しかし、納得したように──真理は呟いたのだった。


