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「やあ…」
びくつきながら屋敷に帰った早紀と、前を歩く真理を待っていたのは──修平だった。
また、なんというか、目が激しく輝いている。
昨夜のことを思い出して、早紀はいやーな気分になった。
また何か、あるのだろう。
あの真理が、自分と一緒にどこかに出かけるなんて話が出るくらいだ。
「今日は…いくんだよね? 準備、見てもいいかな?」
らんらんとした瞳で、修平は詰め寄ってくる。
「どうぞ」
真理は、即答だった。
何の話か分からない早紀は、二人を押しのけて屋敷に入ることも出来ず、後ろで立ち止まったまま。
昨夜のせいで、すっかり修平恐怖症まで構築されたおかげで、早紀の心休まる場所など、自分の部屋だけとなってしまった。
早く部屋に戻りたいなあ、と考えていると──真理が、振り返った。
!!!!
何と言う衝撃。
振り返ったのだ。
あの真理が、わざわざ彼女を認識するために!
ありえない行動だ。
「8時に、俺の部屋に来い」
衝撃で動けないでいる早紀に、用件だけ言い置くと、真理はさっさと屋敷の中に入ってしまった。
言われた言葉が、更に衝撃を上乗せする。
部屋に来い?
アリエナイ。
これまで、一度たりと開けたこともない真理の部屋。
ノックさえ、したことがないのだ。
そこに、自分が招かれた。
真理にとって必要なことなのだろうが、早紀のこれまでの人生では考えられないこと。
出かけるって言ってたよね。
玄関の前に立ち尽くしたまま、数々の衝撃を乗り越えながら、早紀はそれを噛み締めてみた。
制服で、いいのかな。
数歩踏み出せば、屋敷の中だというのに。
早紀は、なかなか一歩を踏み出せないままだった。
「やあ…」
びくつきながら屋敷に帰った早紀と、前を歩く真理を待っていたのは──修平だった。
また、なんというか、目が激しく輝いている。
昨夜のことを思い出して、早紀はいやーな気分になった。
また何か、あるのだろう。
あの真理が、自分と一緒にどこかに出かけるなんて話が出るくらいだ。
「今日は…いくんだよね? 準備、見てもいいかな?」
らんらんとした瞳で、修平は詰め寄ってくる。
「どうぞ」
真理は、即答だった。
何の話か分からない早紀は、二人を押しのけて屋敷に入ることも出来ず、後ろで立ち止まったまま。
昨夜のせいで、すっかり修平恐怖症まで構築されたおかげで、早紀の心休まる場所など、自分の部屋だけとなってしまった。
早く部屋に戻りたいなあ、と考えていると──真理が、振り返った。
!!!!
何と言う衝撃。
振り返ったのだ。
あの真理が、わざわざ彼女を認識するために!
ありえない行動だ。
「8時に、俺の部屋に来い」
衝撃で動けないでいる早紀に、用件だけ言い置くと、真理はさっさと屋敷の中に入ってしまった。
言われた言葉が、更に衝撃を上乗せする。
部屋に来い?
アリエナイ。
これまで、一度たりと開けたこともない真理の部屋。
ノックさえ、したことがないのだ。
そこに、自分が招かれた。
真理にとって必要なことなのだろうが、早紀のこれまでの人生では考えられないこと。
出かけるって言ってたよね。
玄関の前に立ち尽くしたまま、数々の衝撃を乗り越えながら、早紀はそれを噛み締めてみた。
制服で、いいのかな。
数歩踏み出せば、屋敷の中だというのに。
早紀は、なかなか一歩を踏み出せないままだった。


