冷たい外気が──肌を撫でた。
早紀は、自分の素足が床を踏みしめているのに気づく。
目の前には、真理。
しかし、いまはもう見下ろす角度ではなく、早紀が見上げる角度だった。
「あ…」
声が、出た。
腕も動く。
自分の顔に、触れる。
金属の気配も何もない、普通の柔らかさだ。
「なんだって?」
修平が、驚きながら足元の干からびた少女と、立っている早紀を見比べる動きをした。
早紀もつい。
足元を見てしまった。
制服姿の少女のミイラ。
しかしもう、血は一滴も残っていないようだ。
床さえ汚れていない。
「私…」
自分の声が、少し違うように感じながらも、早紀は言葉を探した。
真理に問うべきことがあったのだ。
最重要の疑問がひとつ。
「私…魔女なの?」
瞬間。
真理は、眉間を押さえた。
その様子は、何と言ったらいいのだろうか。
失望というか、落胆というか、呆れというか。
「お前は、いままで自分が何の学校に通っていたのか知らなかったのか」
頭が痛そうに顔を顰めながら、真理は上着を脱ぎ始めた。
脱いだそれを、早紀に放り投げる。
学校?
反射的に服を受け取りながら、真理の言葉を組み立てようとした時。
それよりも重要な事実に気づいた。
何故、彼が上着を投げたのか。
そう。
「……!」
早紀は──まっぱだかだったのだ。
早紀は、自分の素足が床を踏みしめているのに気づく。
目の前には、真理。
しかし、いまはもう見下ろす角度ではなく、早紀が見上げる角度だった。
「あ…」
声が、出た。
腕も動く。
自分の顔に、触れる。
金属の気配も何もない、普通の柔らかさだ。
「なんだって?」
修平が、驚きながら足元の干からびた少女と、立っている早紀を見比べる動きをした。
早紀もつい。
足元を見てしまった。
制服姿の少女のミイラ。
しかしもう、血は一滴も残っていないようだ。
床さえ汚れていない。
「私…」
自分の声が、少し違うように感じながらも、早紀は言葉を探した。
真理に問うべきことがあったのだ。
最重要の疑問がひとつ。
「私…魔女なの?」
瞬間。
真理は、眉間を押さえた。
その様子は、何と言ったらいいのだろうか。
失望というか、落胆というか、呆れというか。
「お前は、いままで自分が何の学校に通っていたのか知らなかったのか」
頭が痛そうに顔を顰めながら、真理は上着を脱ぎ始めた。
脱いだそれを、早紀に放り投げる。
学校?
反射的に服を受け取りながら、真理の言葉を組み立てようとした時。
それよりも重要な事実に気づいた。
何故、彼が上着を投げたのか。
そう。
「……!」
早紀は──まっぱだかだったのだ。


