「よぉ、魔女」
その声に、きょろきょろとする。
なんだか暗いところ。
魔女?
放たれた言葉が、宙を飛んできたので、捕まえてみる。
捕まえた時、自分に手があることに気づいた。
その手につながる腕があり、自分に身体があることに気づいた。
足もついている。
真っ黒な服を着ていた。
「お前を呼んでんだ、魔女」
自分の状態を確認していたことを邪魔するように、目の前に大きな影が飛んでくる。
はっと顔を上げると。
黒い男がいた。
黒い鎧の男。
たくさんの鋭い棘をもつ鎧。
金属の黒というより、まったく光を反射しない重い黒。
「魔女…私?」
声が、出た。
無意識に喉に触ったが、異変はなかった。
何故、異変があると思ったのだろう。
「ここに来た、ということは魔女に決まってるだろ…変な女だな」
そのとげとげしい鎧の腕が、伸ばされる。
怖いと思いかけたが、動けなかった。
動くと、自分からその棘に刺さりそうな気がしたのだ。
「小娘か…どうりで青臭い味だったわけだ」
伸ばされた腕は、どこも傷つけることなく、早紀の顎を捕らえる。
見つめられているのは分かるが、こっちからは相手がよく分からない。
黒い兜が、全てを覆い隠しているから。
そんな鎧兜の存在は。
「まあいい…おかげで俺は甦ったからな…さあ、もう一度死のうじゃないか、魔女」
笑ったような声で。
さらりと。
物凄いことを言った。
もう一度?
死のう?
その声に、きょろきょろとする。
なんだか暗いところ。
魔女?
放たれた言葉が、宙を飛んできたので、捕まえてみる。
捕まえた時、自分に手があることに気づいた。
その手につながる腕があり、自分に身体があることに気づいた。
足もついている。
真っ黒な服を着ていた。
「お前を呼んでんだ、魔女」
自分の状態を確認していたことを邪魔するように、目の前に大きな影が飛んでくる。
はっと顔を上げると。
黒い男がいた。
黒い鎧の男。
たくさんの鋭い棘をもつ鎧。
金属の黒というより、まったく光を反射しない重い黒。
「魔女…私?」
声が、出た。
無意識に喉に触ったが、異変はなかった。
何故、異変があると思ったのだろう。
「ここに来た、ということは魔女に決まってるだろ…変な女だな」
そのとげとげしい鎧の腕が、伸ばされる。
怖いと思いかけたが、動けなかった。
動くと、自分からその棘に刺さりそうな気がしたのだ。
「小娘か…どうりで青臭い味だったわけだ」
伸ばされた腕は、どこも傷つけることなく、早紀の顎を捕らえる。
見つめられているのは分かるが、こっちからは相手がよく分からない。
黒い兜が、全てを覆い隠しているから。
そんな鎧兜の存在は。
「まあいい…おかげで俺は甦ったからな…さあ、もう一度死のうじゃないか、魔女」
笑ったような声で。
さらりと。
物凄いことを言った。
もう一度?
死のう?


