学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。

あぁ、やっぱり私は、お兄ちゃんの足元にも及ばないんだ。



お兄ちゃんに、また迷惑をかけて、守ってもらうだけの。
まただめだったという絶望と、周囲の憐れみの視線に耐えきれなくなって、私は「ごめんなさい……!」と小さく叫び、スタッフ用の通用口から、視聴覚室の奥にある誰もいない薄暗い倉庫へと駆け込んだ。




嫌だよ、あんなに頑張ったのに。
潔く中止なんてできないよ。




古い段ボールや使われていない機材が雑然と積まれた暗闇の隅で、私は膝を抱え、声を押し殺して激しく泣き崩れた。涙が次から次へと溢れ出て、制服のスカートを黒く染めていく。自分の無力さが、情けなくて、悔しくて、息が詰まりそうだった。





「……何泣いてんの、委員長。らしくないじゃん」