学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。

「立花さん、最終チェックは終わった? 本当に素晴らしい出来栄えだね。




これなら今年の最優秀企画賞は確実だよ」





生徒会執行部として視察に訪れた先輩たちが、口々に私を称賛する。




「ありがとうございます。




楽しんでいただけるよう、最後まで頑張ります!」





私はいつものように、一点の曇りもない笑顔で頭を下げた。




けれど、その背中には、冷や汗がじわりと伝っていた。今日この日のために、睡眠時間を削ってまで完璧な準備を重ねてきた。




失敗は許されない。もしここでトラブルが起きれば、それは私の、立花家の娘としての「無能」を証明することになってしまう。



それだけは、何があっても避けたかった。