学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。

季節は秋へと移り変わり、学校全体がどこか浮足立った熱気に包まれる「秋桜祭」と呼ばれる、学校祭の季節がやってきた。





図書委員会と、如月くんが籍を置く写真部は、合同企画として旧校舎の視聴覚室を使った展示を行うことになっていた。




企画の目玉は、私が夏休みの間からコツコツと資料を集め、構成を練り上げてきた『お花と光の幻想的なスライドショー』だ。




如月くんがこれまでに撮り溜めてきた、あの息を呑むほどに美しい花の写真を、私がプログラミングした光の演出と音楽に合わせて巨大なスクリーンに投影する。




それは、私にとって「完璧な委員長」としての義務であると同時に、如月くんと過ごしたあの秘密の時間を、ほんの少しだけ世界に認めてもらうための、大切な、大切な宝物のような企画だった。