学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。

「……ぅ、



……うわぁぁん!」




「え、紬!?」




私は我慢できず、如月くんの胸の中に思い切り飛び込んでいた。彼の黒いパーカーの胸元を強く掴み、子供のように声を上げて激しく泣きじゃくった。



「怖かった……すごく怖かった……っ!」





「あー……ごめんごめん。



怖がらせるつもりはなかったんだけど。




もう大丈夫だから。な?」




如月くんは一瞬驚いたように身体を硬くしたけれど、すぐに困ったように優しく笑うと、私の小さな身体をその大きな両腕でぎゅっと包み込んでくれた。




そして、私の背中を、大きくて温かい手のひらで、何度も、何度も、優しくさすってくれる。