学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。

次の瞬間、私の背中から、そっと包み込まれるような強烈な圧迫感を覚えた。




如月くんが私の背後に回り込み、私の身体を完全に自分の胸の中に閉じ込めるようにして、後ろから両手を重ねてきた。



「っ……!


如月くん……近すぎるよ……?」



私の背中に、如月くんの引き締まった胸板の厚みと、ドクドクと力強く刻まれる心臓の鼓動がダイレクトに伝わってくる。



彼の顎が私の肩のすぐ近くにあり、耳元で彼が呼吸をするたびに、吐息が私の首筋をくすぐる。



私の手を、彼の大きな手が上から完全に覆い、カメラのレンズを動かしていく。



「動かないで。



ファインダーを覗いて。ほら、あそこの壁に飾ってある向日葵の写真に、ピントを合わせるの」



「う、うん……」