本日、溺愛注意報。

⋯⋯よし、これでいいかな。



「⋯⋯っ、こゆ、き⋯⋯?」

「あっ、申し訳ございません。
つい、寝癖を見つけてしまったもので⋯⋯」

「あ、ああ、そういうこと⋯⋯」



蓮夜様はそのまま顔をそっぽに向けてしまった。

⋯⋯?

蓮夜様、どうされたんでしょうか⋯⋯?

結局、その日は蓮夜様の行動の謎が解けなかった。

☆     ☆     ☆

「あら、恋雪さん。おかえりなさい」

「ただいまです、佐藤さん」



学校が終わると、私は皇家の大きなお屋敷に帰る。

蓮夜様が帰ってくるまでに終わらせないといけない仕事や課題をすぐに終わらせて、蓮夜様のお世話をしないといけないからだ。

つまり、住み込みのメイド、ということ。

この大きなお屋敷での生活も、最近慣れてきたなあ⋯⋯。


___コンコンコン


自分の部屋で仕事を片付けていると、規則正しいノック音が聞こえた。