本日、溺愛注意報。

「湊、くん⋯⋯?」



そこに現れたのは、私が好きで好きでたまらない___湊優月だった。

なんで、こんなところに⋯⋯っ。



「もしかして補修? おつかれさまー」

「あっ、え⋯⋯どうも⋯⋯?」



誰がどう聞いても棒読みとしか言えない湊くんのセリフ。

でも⋯⋯私にとっては、好きな人が自分に話しかけてくれたわけで。


(ど、どうしよう!?
湊くんに話しかけられちゃった⋯⋯っ)


脳内では、非常に焦っていた。


___ゴロゴロゴロッ


「っ⋯⋯」



さっきよりも一回り大きな音が、あたりに響く。

こわ、い⋯⋯っ。



「⋯⋯雷、こわいの?」

「こ、怖くなんかっ⋯⋯!」



湊くんに幼稚と思われることが嫌で、思わず反論してしまった。

体は小刻みに震えているというのに。

うぅっ⋯⋯これじゃあ、湊くんに「雷が怖いんです」って言ってるようなものだよっ⋯⋯。



「へー。じゃ、俺帰るわ」

「へっ⋯⋯?」

「だって、保科サン平気なんでしょ?
助けようかなーとは思ったけど⋯⋯怖くないんだもんね?」