新しい未来と無限の夢

〜零叶 side〜



一年後


今日は叶芽が帰国する日


前からLINEは届いていたけれど


朝陽と二人でサプライズをしたくて


その日は学校を休めないと嘘をついていた


今は二人でこっそり空港で叶芽を待っている



「あ、来たんじゃない?」


「ほんと!?」



朝陽が指さした方を見ると


確かにそこには叶芽がいた


少し大人っぽくなった叶芽だけど


あの頃の私の大好きな叶芽だった


久しぶりの日本を懐かしむように


周りを見渡しながら歩いている叶芽の前に


二人で歩いてく


足音に気づいた叶芽と目が合うと


大きく開いた目から涙がこぼれる



「おかえり叶芽」


「おかえりー」



泣いてしまった叶芽を抱きしめ背中をさする



「…ただいまぁっ!いるなんて思わなかったからびっくりした!」


「二人でサプライズしようと思ってたんだよ」


「大成功だったね笑」



私に抱きついたまま離れない叶芽


朝陽が説明すると叶芽は私の背中を


ぽかぽかと優しく叩いてきた



泣きながらも再会を喜ぶ顔は


三人じゃないと見れない笑顔だった