新しい未来と無限の夢

〜零叶 side〜



「零叶ー!おはよう!」


「叶芽!おはよー」


「やっほ!一緒に行こー」


「うん、行こ!」



朝、高校までの道を歩いてると


後ろから叶芽が来て私の隣に並んだ


叶芽は私とは保育園からの仲で


お互い名前に叶が入ってたことで仲良くなった


今ではなんでも話せる親友になっている



「でもほんとに零叶と朝陽と同じクラスでよかった!」


「それ何回目?笑」


「何回でもいいでしょ、そんだけ嬉しいの!」


「私も二人と一緒で嬉しい」



私と叶芽は不思議なことに中学から


ずっとクラスが同じで


高1の時にクラスの中心的な存在の


朝陽と仲良くなった


今ではよく三人で毎日話している



「そうだよね!」


「うん」


「おーいお二人さん」



後ろから声が聞こえたかと思うと


私の肩を叩きながら


隣に並んだのは朝陽だった



「あ、朝陽」


「朝陽じゃん!おはよう」


「おー、おはよ」



欠伸をしている朝陽をこっそり盗み見る


朝陽はサッカーをしており


少し肌が黒く焼けているが


そこも含めかっこいいのだ


笑う時には口が横に広がり


目元がちょっとだけくしゃっとしていて


かっこよさだけでなく可愛さもあり


それはそれはみんな(特に女子)から


人気がある



「ん?」


「なんでもない」



見すぎたせいか朝陽が私の方を向いた


目が合ったことに恥ずかしくなり


慌てて叶芽の方を向くと


叶芽はにやにやしていた



「なによ」


「なーんも、好きだねー」


「う、うるさい!」



顔が近づいたかと思えば


急にそんなことを言われ更に顔が赤くなる


人気があるということは


好意を持っている女子が多いということで


私もその中の一人だ


初めて見た時から朝陽の明るさや元気さ


笑顔に惹かれていた



「ま、私は二人がお似合いだと思うけどねー」



叶芽はいつも私と朝陽をくっつけようとしてくる


恥ずかしさもあるが


親友として応援してくれるのは


素直に嬉しい



「ありがとう」


「いーえー」



そんな私と朝陽の関係が崩れたのは


文化祭の時期だった