おバカップル!〜あなたに、恋しているんです〜

あまりにも予想外すぎる返答に、私の思考は完全にフリーズした。

ファミレス……?

……えーっと、私の日本語、どこかおかしかったかな……?

目の前で「え、放課後みんなでジュース飲みに行く的なやつ?」みたいなピュアすぎる瞳で私を見つめてくる弦葵くん。

……あ、そっか。

彼、顔と運動神経は最高にカッコいいのに…ちょっとおバカさんなんだった……!

脳内シミュレーションが、一瞬でガラガラと音を立てて崩れ去っていく。

だけど——そんなところも、なんだか彼らしくて愛おしいと思っちゃうんだから、重症だ。

私はクスッと小さく笑うと、いつものペースを取り戻して微笑みかけた。

「あはは……じゃあ、まずは『友達』としてお出かけするの、付き合ってくれますか?」

「お、なんだ! そういうことか! もちろんいいぞ! 遊びに行こうぜ、瑠夏!」

「ふふ、はい。よろしくお願いしますね、弦葵くん」

こうして、私の前途多難な恋は——『友達』からスタートすることになったのだった。