恋を知らない私、愛されます⁉︎

次の日の朝――。


……うぅ。

なぜか昨日は、あまり眠れなかった。


どうしてだろう?

うーん……。

隼人くんが原因???


……いやいや、まさかね!

まあ、いっか〜!


そんなことを考えながら学校へ向かった。


教室に着くと、玲奈ちゃんはもう来ていた。


「おはよう! 玲奈ちゃん!」

「あっ! 由良! おはよ〜!」

「……ん?」


玲奈ちゃんが、じーっと私の顔を見つめてきた。

「由良、目の下にクマできてない?」

「えっ!? うそっ!?」

「ほんとほんと! 昨日、あんまり寝られなかったの?」

「う、うん……」

「えーっ! 何があったの!?」

玲奈ちゃんが目をキラキラさせて聞いてきた。

……なんか、嫌な予感。


「えっとね……昨日、隼人くんのテニス部の試合を見に行って……」

「うんうん!」

「それで……」

私は昨日あったことを、最初から最後まで話した。


テニスの試合で優勝したこと。

そして……

ご褒美に、キスをしてほしいと言われたこと!

「……っていうことがあったんだよね」


話し終えると、玲奈ちゃんはなぜかニヤニヤしていた。


「……由良」

「ん? なぁに?」

「そのとき、ドキドキした?」

「……うん」

昨日のことを思い出すと、なんだか胸がドキドキする。

……あれ?

なんでだろう?


すると、玲奈ちゃんは満面の笑みで言った。

「それはね……恋だよっ!」

「……こい?」

「そう! 恋っていうのはね――」