「こんな暗いところにごめんなさい。でも、お姉さまに見つからないためなの。お姉さまが帰ったら、すぐに出してあげる。だから、絶対に鳴いたりしないでね」
そう言って、シーラは後ろ髪をひかれる思いでクローゼットの扉を閉めた。閉める瞬間、小さくピピッと鳴き声がして、シーラはクローゼットの扉の前で目をギュッと瞑る。
「シーラ!シーラ!」
キリルの声が聞こえてくる。ハッとしてシーラは目を開けると、すぐに部屋から出て声のする方へ走り出した。
「は、はいっ!お姉さま!」
シーラが応接室に到着すると、キリルは腕を組んで機嫌悪そうにシーラを睨んだ。
「せっかく会いに来てあげたのに、出迎えもしないだなんてどういうつもり?呆れた妹ね」
「ご、ごめんなさい」
「あら、シーラ、ずいぶん上質で素敵な服を着てるじゃない」
キリルに言われて、シーラはハッとしてうつむく。この日、シーラが来ていた服は、婚約者であるハルベルトから贈られた服のひとつだった。
「もしかして、ハルベルト様からの贈り物?」
「……そう、です」
聞かれて、シーラはギュッと片方の手でもう片方の腕を掴んだ。その様子に、キリルは目を細めて気に食わないという顔をした。
「へえ、ずいぶんと調子に乗っているのね。そんな良い服、シーラにはふさわしくないわ。もしかして、他にもまだあるのかしら?」
そう言いながら、キリルは応接室を出て歩き出した。
そう言って、シーラは後ろ髪をひかれる思いでクローゼットの扉を閉めた。閉める瞬間、小さくピピッと鳴き声がして、シーラはクローゼットの扉の前で目をギュッと瞑る。
「シーラ!シーラ!」
キリルの声が聞こえてくる。ハッとしてシーラは目を開けると、すぐに部屋から出て声のする方へ走り出した。
「は、はいっ!お姉さま!」
シーラが応接室に到着すると、キリルは腕を組んで機嫌悪そうにシーラを睨んだ。
「せっかく会いに来てあげたのに、出迎えもしないだなんてどういうつもり?呆れた妹ね」
「ご、ごめんなさい」
「あら、シーラ、ずいぶん上質で素敵な服を着てるじゃない」
キリルに言われて、シーラはハッとしてうつむく。この日、シーラが来ていた服は、婚約者であるハルベルトから贈られた服のひとつだった。
「もしかして、ハルベルト様からの贈り物?」
「……そう、です」
聞かれて、シーラはギュッと片方の手でもう片方の腕を掴んだ。その様子に、キリルは目を細めて気に食わないという顔をした。
「へえ、ずいぶんと調子に乗っているのね。そんな良い服、シーラにはふさわしくないわ。もしかして、他にもまだあるのかしら?」
そう言いながら、キリルは応接室を出て歩き出した。



