「どーんっ!」 机まで近づいた俺を見計らったかのようなタイミングで、勢いよく引き出しが飛び出てきた。 ついでに、女の子も。 両腕を天井に向けて登場。 ドラ〇もんじゃなくて、アン〇ンマンのような登場だ。 そして、彼女が高く突き上げた拳は俺の顎を捉えた。 「ぶべらっ!!」 情けない声と共に、俺は後ろに倒れ後頭部に激痛が走った。 そして、この時の俺はまだ知らなかった。 このとんでもない女が、俺の平穏を崩すとんでもない女だということを――。