溺愛かくれんぼ!

 ある日私は、図書室にいた。






(ふぅ……。やっぱり、図書室って落ち着くんだよなぁ)







バン‼








 強くドアの閉まる音がした。








(今のって、何っ⁉)








 そう思って、足音を立てないように歩いていると……。








「ちっ。あいつらほんとになんなんだよっ! ほんとにうぜぇ……」








(げっ……。あの人は、如月先輩⁉ あんな人だったっけ?)








 そう思って見つめていると、如月先輩と目があってしまった。すると、如月先輩はこっちに来る。








(うわぁ……。ど、どうしよう……。何て言えばいいのぉ~⁉)








「おい、もしかしておまえ、さっきの聞いてたのか?」








 如月先輩は思ったよりも背が高くて、180㎝はありそうで、ちょっと怖い。









「き、聞きました」






 私は圧が怖くてうつむいて言った。






「ふん。そうか。じゃあ、絶対に言うなよ。分かったか?」






「あ、は、はいっ‼ 絶対に言いません!」






 そう言ってにこやかな笑みを浮かべると、なぜか如月先輩の耳が赤く染まっていた。







(どうしたんだろう。FC会員たちに怒りすぎて顔とかが赤くなっちゃっただけだよね)







「あの、如月先輩。もしFC会員たちがいやなのであれば、ここに避難したらどうですか? あとは、図書委員になるとか……」







 私は恐る恐る提案する。






「いいかもな。じゃ、今日から図書委員になるから」






 如月先輩はそういうと、「よろしく」と頭を軽く下げた。