30センチ後ろの特等席







私の「春野」という名字と、彼の「陽飛」という名前。



まるで──寒い冬に、2人だけの小さな春の陽だまりが出来たみたい。






そんなことを考えて、自分で恥ずかしくなる。













 
だけど、言葉はなくても彼の背中から伝わる優しい温度が、私の震えをそっと止めてくれた。