死にたがりなプリンセス






「暇だねー」

「なら早くこの資料片付けてください」


何はともあれ退院した。
太ももの傷も思ったよりも浅いらしく多少の跡は残ってるけど、全然わからない。


そして私は現場に出ることを禁止された。

「しばらくは安静にするように」なんて上司からの命令。もちろん山下くんが上の人に取り合ってくれたせいで。




「……なんで山下くんは私にお節介やくのよ」

「上司だからです」




上司にお節介やくの?普通は後輩にやくものじゃないかな?なんて思いながらパソコンを操作する。

現場に出たくて堪らないけど目の前の仕事を終わらせないとどうしようもない。

カチカチ鳴らしながら仕事を続けた。



そしたら夜の九時。
しっかりと残業じゃん。




「コーヒー飲みたーい」

「お湯は湧いてますよ」

「準備してくれないんだ、ケチ」