「もう大人しく寝ててください」
「わかりました……」
もう一度じろりと私を見ると、山下くんは部屋を出ていく。その姿を見守ったら私も枕に頭をつけた。
私が警察官になった理由は、単純にかっこよかったから。
アニメで見た素早い動きで犯人を捕まえて、頬からかすり傷の血なんて垂らしちゃって。
そして仲間を庇ってあっちなく死んじゃう。
そう、私は誰かを庇ってかっこよく死にたい。
そのために早六年以上仕事を頑張ってるのに、その全てを山下くんに邪魔されてる。
確かに上司が死んだら大変だろうけど、この変な人を毎回止める方が大変だと思うけどなぁー。


