寂しがりな君には真っ赤な果実をあげる

「ねえ、そばにいて、僕のこと、ちゃんとみてて。柘榴がいれば、きっと、大丈夫だから」



ももは、愛されている自信を取り戻した様子で、私にねだる。



全く傲慢で、そこに一切の寂しさはない。



私がいてくれるって、調子よく本気で信じているももが、なんだか憎めなくて、そっと頬を撫でた。



ももは、慌ててさっき泣きかけたときに出た鼻水で湿った顔を、着ているワンピースで拭ってから、私の手に擦り寄った。



「ほら、それ私のワンピースだから、ももの服着せてあげるから脱いじゃって?」



まだ甘えたがるももを立ち上がらせ、両腕を上げさせて下からワンピースを脱がす。



ももったら、下着すら身につけていなかった。



露になった心細い身体はあまりにも青白くて、華奢で、いつかの消えずに残った痣とか、私のつけた痕が咲いていた。



「裸んぼのもも、かわいいね」



私がうっとりと見入って微笑むと、ももは恥じらうようにして、小さなくしゃみを一つした。