先生と私は、保健室の前の廊下を歩いた。 金沢先生と話できて、良かったぁ。 心が軽くなった私。 さて、そろそろ帰ろうかな。 「先生。先、帰るね。」 先生に明るく声をかけ、帰ろうとした。 ───けど。 先生に手を掴まれ、空いていた教室に連れていかれた。 入ると同時に閉まる教室のドア。