バツイチだけど恋をしてもいいですか




7隠していた秘密 愛美side


「中里さん。こんばんは!」

 仕事を終え保育園に行くと、同じくお迎えに来た女性に挨拶をされた。

 声をかけてくれたのは、ショートカットではつらつとした印象の女性。花音と同じクラスの蓮くんのお母さんだった。

「こんばんは。いつも蓮くんが花音と仲良くしてくれているみたいで、ありがとうございます」
「いえいえ。うちの子わんぱくだから、花音ちゃんを振り回してないか心配で」
「そんなことないですよ。花音は蓮くんの話ばかりしてますから」
「本当? それならよかった」

 そんな会話をしていると、花音と蓮くんが仲良く手をつないで駆けてきた。

「ママー!」

 笑顔で抱き着かれ、「お待たせ」と頭をなでる。

「かのんちゃん、バイバーイ!」
「バイバイ、れんくん!」

 元気に手を振り合う様子がかわいくて、蓮くんのお母さんと一緒に笑みをこぼす。

 花音から保育園での出来事を聞きながら、夕暮れの道を歩いた。

「れんくん、こんどすいぞくかんにいくんだって」
「水族館?」
「パパとママとさんにんで、ドライブして、イルカのショーみるんだって」