バツイチだけど恋をしてもいいですか



5小さな変化 愛美side

 ここ最近、保育園からの帰り道に、花音にねだられスーパーに寄るのが日課になっていた。

 花音は掲示板を通じたおじいさんとの交流が、うれしくて仕方ないようだ。

 微笑ましく思いつつ、実は私も掲示板の返答を見るのがひそかな楽しみになっていた。

 理不尽な状況に耐え切れず【周囲に誤解され、反論できない今の状況が苦しいです】と吐き出すような文章を書いた数日後、スーパーに行くとこんなお返事があった。

【人は自分に見えている物事だけで判断しようとします。ですが、あなたの抱える葛藤や努力は、あなた自身が一番わかっているはずです。必死に前を向く自分を認めてあげてください】

 そのお返事を読んで、私は思わず涙ぐんでしまった。

 自分の気持ちをわかってくれる人がここにいる。私はひとりじゃないんだ。そう思えて、救われた気持ちになった。




「おはようございます」

 私がフロアに入ると、話をしていた女性社員たちが一瞬会話を止めた。ちらりとこちらを見ただけで、挨拶もせずまた話しだす。