バツイチだけど恋をしてもいいですか

「そっか。ママ、かんざきさんが、けいじばんのおへんじかいてるって、しらなかったんだもんね」
「え……」

 その言葉に頭が真っ白になる。

「花音は、知ってたの?」

 驚いて聞き返すと、花音は「うん」とうなずいた。

「ママがおねつだしたとき、かんざきさんとおえかきしたもん」

 そう言えば、私が会社で具合が悪くなった時も、神崎課長は花音の面倒を見てくれた。その時から、花音は掲示板でやりとりをしていたのが課長だと知っていたんだ……。

「どうしてママに教えてくれなかったの……?」

 保育園での出来事をいつも話してくれる花音なら、神崎課長のことも報告してくれそうなのに……。

「かんざきさんに、ないしょにしてっていわれたから」
「内緒?」
「おへんじかいているのがじぶんだってわかったら、ママがこまってることをおはなしするばしょが、なくなっちゃうからって」

 その言葉に、胸がぎゅっと締め付けられる。

 課長がどうして今まで掲示板のことを隠してきたのか、十分すぎるほど伝わってきた。