バツイチだけど恋をしてもいいですか

 彼女の前では、欲望が尽きることなくわき上がる。自分にこんな強欲な一面があるなんて、中里に惹かれなければ一生知ることもなかった。

 ゆっくりと目を閉じ、息を吐き出す。

「やっぱり俺は、中里が好きだ」

 つぶやいた言葉が、部屋の中に響いた。

 たとえ許してもらえなくても、きちんと気持ちを伝えなくては。そう思い、立ち上がった。