課長は冷静に言い、ポケットからスマホを取り出す。そこには録音アプリの画面が表示されていた。
「根も葉もない噂を流すと脅し、中里を退職に追い込もうとした。名誉棄損および脅迫罪の証拠としては、十分すぎる音声だな」
課長の言葉を聞いて、駿介の顔からみるみる血の気が引いていく。
「それだけじゃない。今までも君の素行についても調べさせてもらった」
「俺の素行……?」
「経費の不適切な処理。出張と偽った私的なホテル利用。西野との関係……。会社にいられなくなるのはどちらか、火を見るよりあきらかだな」
「な、なんのことだよ。そんな証拠、どうせ捏造だろ!」
駿介が狼狽しながらも必死にしらを切ろうとしていると、「残念だけど、捏造じゃないよ」という声が聞こえた。
振り返ると、中村さんが歩いてくる。そしてその隣には、西野さんの姿があった。
不貞腐れた様子で歩いてきた西野さんを見た駿介は、「なんでお前……」と驚きの表情を浮かべた。
「根も葉もない噂を流すと脅し、中里を退職に追い込もうとした。名誉棄損および脅迫罪の証拠としては、十分すぎる音声だな」
課長の言葉を聞いて、駿介の顔からみるみる血の気が引いていく。
「それだけじゃない。今までも君の素行についても調べさせてもらった」
「俺の素行……?」
「経費の不適切な処理。出張と偽った私的なホテル利用。西野との関係……。会社にいられなくなるのはどちらか、火を見るよりあきらかだな」
「な、なんのことだよ。そんな証拠、どうせ捏造だろ!」
駿介が狼狽しながらも必死にしらを切ろうとしていると、「残念だけど、捏造じゃないよ」という声が聞こえた。
振り返ると、中村さんが歩いてくる。そしてその隣には、西野さんの姿があった。
不貞腐れた様子で歩いてきた西野さんを見た駿介は、「なんでお前……」と驚きの表情を浮かべた。



