そう言いながら、スマホの画面を私に向けた。そこに映っていたのは、アパートの前で話している神崎課長と私の姿だった。
昨日感じた視線は、駿介だったんだ……。
自分の知らないところで勝手に写真を撮られていたなんて。嫌悪感が込み上げ、駿介を睨む。
「いったいなんのためにうちに来たのよ」
「か、花音の顔を見に行ったに決まってるだろ。父親なんだから、娘を気にかけてなにが悪いんだよ」
結婚している時も、離婚してからも、花音の様子をたずねたことなんて一度もなかったくせに。
「それよりも一緒にいる男、法務部の神崎課長だろ」
駿介の言葉に、ぎくっとした。慌てて「これは、ただ送ってもらっただけだから」と説明する。
「やましいことなんてなにもないから、こんな写真消して」
私がそう言うと、駿介は「やだね」と笑った。
「事実なんてどうでもいい。重要なのは周りがどう思うかなんだよ」
「……どういう意味?」
「この写真が社内に流れたら、お前が俺と結婚している頃から神崎課長と関係があったんじゃないかって、疑う奴も出てくるかもな」
駿介は愉快そうに言いながら、私の顔をのぞきこんだ。
昨日感じた視線は、駿介だったんだ……。
自分の知らないところで勝手に写真を撮られていたなんて。嫌悪感が込み上げ、駿介を睨む。
「いったいなんのためにうちに来たのよ」
「か、花音の顔を見に行ったに決まってるだろ。父親なんだから、娘を気にかけてなにが悪いんだよ」
結婚している時も、離婚してからも、花音の様子をたずねたことなんて一度もなかったくせに。
「それよりも一緒にいる男、法務部の神崎課長だろ」
駿介の言葉に、ぎくっとした。慌てて「これは、ただ送ってもらっただけだから」と説明する。
「やましいことなんてなにもないから、こんな写真消して」
私がそう言うと、駿介は「やだね」と笑った。
「事実なんてどうでもいい。重要なのは周りがどう思うかなんだよ」
「……どういう意味?」
「この写真が社内に流れたら、お前が俺と結婚している頃から神崎課長と関係があったんじゃないかって、疑う奴も出てくるかもな」
駿介は愉快そうに言いながら、私の顔をのぞきこんだ。



