課長は中村さんから今朝の話を聞いたんだろう。様子をうかがうような視線を向けられたけれど、拒絶されるのが怖くてすぐに視線をそらしてしまった。
なんとか業務を終え花音を迎えに行くと、いつものように「きょうもスーパーにいく?」と問われた。
断わるわけにもいかず、神崎課長がいませんようにと願いながら自動ドアをくぐる。
花音はお店に入ると、迷わず掲示板の前に走っていった。
そのあとを追いかけながら、店内を見回す。課長の姿は見当たらず、ほっと胸をなでおろす。
ここのところ、掲示板を通しておじいさんと絵しりとりをしている花音は、お返事を見るのが楽しみで仕方ないようだ。
前回花音が描いた絵は時計。その返信欄に描かれていたのは、先端がいびつに尖ったきゅうりのような物体……。
花音はしばらくその絵を見上げてから、「イルカだ!」と顔を輝かせる。
神崎課長に買ってもらったイルカのぬいぐるみがお気に入りの花音は、お返事にイルカを描いてもらえたことが、とてもうれしかったようだ。
無邪気な笑顔に自然と頬が緩む。
その時、背後から靴音が聞こえた。
なんとか業務を終え花音を迎えに行くと、いつものように「きょうもスーパーにいく?」と問われた。
断わるわけにもいかず、神崎課長がいませんようにと願いながら自動ドアをくぐる。
花音はお店に入ると、迷わず掲示板の前に走っていった。
そのあとを追いかけながら、店内を見回す。課長の姿は見当たらず、ほっと胸をなでおろす。
ここのところ、掲示板を通しておじいさんと絵しりとりをしている花音は、お返事を見るのが楽しみで仕方ないようだ。
前回花音が描いた絵は時計。その返信欄に描かれていたのは、先端がいびつに尖ったきゅうりのような物体……。
花音はしばらくその絵を見上げてから、「イルカだ!」と顔を輝かせる。
神崎課長に買ってもらったイルカのぬいぐるみがお気に入りの花音は、お返事にイルカを描いてもらえたことが、とてもうれしかったようだ。
無邪気な笑顔に自然と頬が緩む。
その時、背後から靴音が聞こえた。



