溺愛王子サマ達と秘密の同居

だけど――。

「おまえ、さっきから門の前で邪魔」

「えっ」

 第一声、それ!?

「そんなとこで突っ立ってたら通れないだろ」

「す、すみません……」

 反射で謝ったあと、はっとする。
 いや、ちょっと待って。たしかに道の真ん中にいたかもしれないけど、言い方ってものがあるよね!?

 むっとして見上げると、彼はそんなわたしをじっと見下ろしてきた。

「……おまえ」

「な、なに」

「見ない顔だな」

 心臓がどきっと跳ねた。

 まさか。
 いきなりバレた!?

 顔が引きつりそうになるのを、必死でこらえる。

「て、転入生だから」

「あっそ」

 興味なさそうに言ったくせに、その視線はなぜか外れてくれない。
 じろじろ見られてる気がして、落ち着かない。

「……なんか、変」

「へ、変!?」

「男のくせに、やたらきれいな顔してる」

 その一言に、ぶわっと顔が熱くなる。

 それ、褒められてるのか、男としてだめって言われてるのか、どっち!?